口腔がん検診について
日本人の死亡原因の第1位は「がん」です。口腔がんは、その中で「死亡率35.5%(第12位)のがん」なのです。
年間7,675人の方が口腔がん(咽頭含む)で命を落としています
現在、日本では2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなられています。まさに「がんは日本人の国民病」と言っても大袈裟ではないかもしれません。現代の医学は大きく進歩して生存率も高くなってきています。それでも「がん」と診断されたら動揺し、不安になりますが、口腔がんは早期発見・早期治療ができれば予後もよく、命を落とすケースが少なくなります。
口腔がんはお口の中に発生するがんで、歯以外のどこにでも発生する可能性があります。舌がん、歯肉(歯ぐき)がん、口腔底(舌の下)がん、頬粘膜がん、口蓋がん、口唇がんがあり、そのうち日本人に一番多いのが舌がん(約60~70%)です。
口腔がんの場合、初期は自覚症状がほとんどありません。痛みがある、なかなか口内炎が治らない、食べ物や飲み物がしみる、違和感がある、首のリンパ節が腫れる、といった症状が出てきたときは、すでにがんが進行している状態です。
目に見える症状として、舌や粘膜の変色があります。ほかにも、しこりがある、ざらざらした突起・潰瘍、口の中の痛みしびれ感、物が噛みづらい、飲み込みにくい、話しづらい、顎や舌を動かしにくいなどの症状が現れます。
定期的に検査をし、わずかな変化を見逃さないことで、口腔がんの早期発見と治療を実現します。
当院では、口腔内蛍光観察装置ORALOOK(オーラルック)を導入し口腔がん検診を行っております。口腔内蛍光観察装置とは特殊な光を照射することによって病変組織を発見することができる装置(口腔内を観察する装置)です。非侵襲で痛みもありません。※口腔内蛍光観察装置は、確定診断を行うものではありません。必要に応じて大学病院と連携し、組織検査などが必要になります。
年に1回は口腔がん検診・口腔健診を受けましょう。
口腔内蛍光観察装置
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