『いびき』は単にパートナーの睡眠を妨害する嫌な「音」だけでなく、睡眠中に呼吸が停止する『睡眠時無呼吸症候群(SAS)』や、重度の合併症を引き起こしている場合もあります。
当院では睡眠時無呼吸症候群(SAS)といびきでお悩みの患者様へ、快適で新しい口腔内装置をご提案いたします。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に舌や軟口蓋(上顎奥の軟らかい粘膜)が緩んで一時的に気道の空気の通り道が狭くなり、呼吸が止まったり止まりかけてしまう状態をいいます。
呼吸の停止により脳が酸素不足を感知し、呼吸を回復するために一時的な覚醒を促すので窒息することはありませんが、この呼吸状態を一晩に何度も繰り返すことで、睡眠不足による昼間の強い眠気や、様々な病気を誘発することがわかっています。
一晩(7時間)の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上、または睡眠1時間当たりの無呼吸回数や低呼吸回数が5回以上発生する場合を睡眠時無呼吸症候群と定義されています。そのいくつかはノンレム睡眠期(熟睡時)にも出現します。
代表的な原因は次の3つです。
です。
睡眠時無呼吸症候群と聞くと、昼間の過度な眠気を思い出す方も多いと思います。
しかしこの病気は、単に昼間の強い眠気を感じるだけでなく、放っておくと血中の酸素不足により心肺機能へ大きな負担がかかり、心筋梗塞や脳梗塞などの生命に関わる合併症を生じる可能性もあるので、注意が必要です。
睡眠時無呼吸症候群の主な症状
睡眠時無呼吸症候群の主な合併症
生活環境の変化により日本国内でも約200万人以上の潜在的患者が存在し、今後もさらに増加傾向にあるともいわれている病気です。疑いのある方は早期に専門医師による受診・検査をおすすめいたします
マウスピースでの治療は、口腔内へマウスピースを装着して下顎を前に出すことで、睡眠中の気道の閉塞を防止します。口腔内装置は、他の治療方法に比べ心身の負担が少なく、携帯も可能なので、出張中や旅行中なども場所や環境を気にすることなく普段通り使用できます。
しかし、口腔内装置が使えないケースとして歯で固定するためしっかりした歯があることが必要です。
同様に歯周炎がひどい場合や顎関節症の場合も使用できないケースがあります。
世界中の23を超える国々で、200,000人を超える患者様がソムノデントを用いた治療を受けています。
当院では、快適な上下分離型口腔内治療装置SomnoDent MAS(ソムノデント MAS)をご提案いたします。
ソムノデント MASとは
個々の患者様の歯列に合わせてカスタムメイドされた装置で、上下歯列にフィットするプレート部分と、その形状で特許が取得された独自のウイング部で構成されています。変色しにくく、匂いが付きにくい高品質なアクリルを使用して作製します。
就寝中にソムノデント MASを装着することで、下顎を楽に前に出した状態を維持でき、軌道の閉塞を抑制・調整することができます。
快適な装着感が得られます
従来の一体型(モノブロックタイプ)の口腔内装置と異なり、上下が完全に分離しているため、装着時の装着感が軽減されました。装着中に口を開いたり、会話や水を飲むこと、咳やあくびも自由にできます。また、内面にはストレスを吸収する軟質レジン(樹脂)を使用しているのでしっかりと装着され、手での脱着が容易に行えます。
さらに、目立たなくて静か(無音)であるため、88%の患者様がソムノデントを常に使用していると報告しています。
臨床的に実証されています
91%の患者様が、ソムノデントの使用で睡眠の質の改善されたと報告しました。
コンパクト設計
装置は手のひらに乗るほど軽量、コンパクトです。ご家庭だけでなく、出張や旅行などにも手軽に持ち運びができます。
上顎が無歯顎(総入れ歯)でも装着可能
ソムノデント MASには、上顎無歯顎用としてエデンチュラスタイプ(無歯顎用)をご用意しています。
品質管理と品質保証
個々の患者様の装置には製造番号が付けられるため、その品質が管理されており、使用されている材料はすべて国内で認可された医療機器により製造されています。
なお、装置は製造メーカーの保証規定により装着後30ヶ月の保証があります。(紛失や誤った取り扱いによる破損や変形を除きます)
長所
固定型の問題点を概ね解決し、快適性に優れ、世界的に最も多く使用されています!!
短所
保険適応外
長所
短所
一体型タイプ(モノブロックタイプ)
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は生涯にわたる内科的疾患です。アメリカでは18歳以上の成人1,800~3,000万人が罹患しており、その約90%は診断がなされていないという重篤な疾患です。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や糖尿病、心疾患、脳卒中、仕事中や運転中の事故と関連があるといわれています。日常生活にも大きな影響を及ぼすことがあり、一緒に寝ている人や家族との関係、職場における人間関係においてストレスとなる可能性があります。
寝ている間は、舌や喉をコントロールしているものも含めて筋肉が弛緩します。
喉の後ろにある軟組織が沈むと気道は狭くなります。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群に罹患していたり、あるいは昼間の過剰な眠気やいびき、睡眠中の呼吸停止や歯ぎしりなどの症状がある場合は治療が必要です。
治療の際に無呼吸リスク評価スクリーニング検査を受ける場合は担当医にお尋ねください。
すでに睡眠時無呼吸症候群と診断されていてCPAPの装着に問題がある場合、医療用マウスピースやスプリントといった口腔内装置を用いることを考慮してください。
良質な治療をすることによって、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患者様と大切なベッドパートナーの快適な睡眠を実現し、すっきりとした日常生活を送ることを可能にします。
※価格は税別です。
睡眠時無呼吸症候群用マウスピース作製ソムノデント | 220,000円 |
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治療のリスク
マウスピースに破損が起きた状態でそのまま使用を継続すると、ほっぺた、唇、舌などに口内炎や傷ができるおそれがあります。
外来診療のご予約・お問合せ03-5200-0888
訪問診療のご予約・お問合せ0120-684-777
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9時~17時 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | - | - |